在日韓国人が帰化しない理由

在日韓国人は帰化して日本人になる人もいますが、帰化しない方もいます。

帰化する方の理由は「韓国人と会社で知られたくない」「子どものため」「なんとなく」などがあります。では、帰化しない人の理由は何があるのでしょうか?

私がお聞きしたことがあるのは「帰化の手続きが面倒」「別に困らないから帰化する理由がない」「どうせ帰化しても差別される」「親が反対する」など、実に様々です。

それでは、帰化するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

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帰化をするメリットとデメリット

帰化をするメリットとしては、主に

  1. 参政権(選挙権)が得られる
  2. 日本のパスポートを取得できる
  3. 市役所等の手続きが楽になる
  4. 差別を気にしないですむ(人によりけりです)

などがあります。

帰化するデメリットは「国籍を喪失する」ことではないでしょうか。

ただし、昨今は「在日特権を許さない市民の会(在特会)」などの一部の日本人によるヘイトスピーチで在日韓国人が差別されていることなどを考えると、人によっては国籍を喪失することはメリットになる方もいるかもしれません。

帰化したことを戸籍謄本から消すことは可能?

ちなみに余談ですが、戸籍謄本から帰化したことを消したいと聞かれることがありますが、帰化したことは最新の戸籍には載らないので、表面上は消すことができます。

つまり、帰化したことが書かれている戸籍から、本籍を市外にでも転籍をすれば帰化したことが書かれていない最新の戸籍を作ることができます。

ただし、あくまで帰化したことが消えたわけではないので、さかのぼって戸籍を取れば帰化した戸籍謄本があるため帰化したことはわかります。

過去に一度だけ「帰化していないか調べる方法はありますか?」と聞かれたことがありますが、先ほど述べたように戸籍謄本をさがのぼって本人に取ってもらい、それを見せてもらえばわかります。

話が少し逸れてしまいましたが、在日韓国人の方が帰化しない理由は、手間や時間などの物理的なことやメリットに魅力がないと感じる以外にも、「根が深い問題」があるため、帰化することを思い留まっているのかもしれません。

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